Faroの空港はかなり小さくて、日本でいうと地方にありそうなローカルな空港の雰囲気。成田とか関空を思うと、こんな小さな空港にも国際線が飛んでいるなんてちょっと想像できない。きっとシーズンに入ったFaroにはたくさんの人が集まるのかな?
夜の到着だったので辺りはもう真っ暗。空港のロビーには怪しそうな雰囲気の男性が数人(そう見えただけかも)いるだけで閑散としているように見えた。同じ飛行機に乗っていた人もどんどん外へ出て行く。空港の職員さん以外は英語もあまり通じない。同じ飛行機に乗っていた乗客の人はどんどん外へ向かっていく。見える範囲にいるのは職員さん含め数人だけ。
ロビーから見える駐車場にはパームツリーが立っていて、僕の知っているヨーロッパの雰囲気とはかなり違った。行った事は無いけどモロッコとかの方がイメージに近い。何も知らず、確かな物が周りに無い気がして少し不安になった。
売店でフォンカードを購入して、とりあえず「地球の歩き方」に載っていた宿に電話を入れた、幸い部屋は空いてるようで、一部屋押さえてもらった。
インフォメーションで教えてもらった通り空港から街まではバスで行く事にした。タクシーを使ってもよかったのだけれど、それでは少し高くつきそうだし、入国早々ボラれても嫌だなと思った(例え交渉しても、相場が分からないし、言葉も不安だった)。バスならせいぜいお釣りをごまかされる位の心配で済む。
バス停は空港のビルを出てすぐのところにあった。14番と16番のバスが街へ向かうらしいのだけれど、30分以上待っても何もこない。不安になった僕は改めてインフォメーションでバス停の位置を再確認、場所はあってる、もう一度その場所で待つ。
すると程なくしてバスが一台やって来た。バスが停まり、扉が開く。僕はバスドライバーに、このバスは街に行くの?と英語で尋ねるのだが、それがまるで通じなかった。身振り手振りでなんとか話をして分かったのは、このバスには乗るな10分程ここで待て、と言う事だった。ただ、それが正しい理解なのかどうかに確信は持てなかった。
僕をバス停に一人ぽつんと残し、バスは去っていった。何ともいえない孤独感と不安が押し寄せる。
正直に言うと少しだけポルトガルに来たことを後侮した。
この先、どうなるんだろう。
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