こんにちは、えむしです。
去年に引き続き、今年も大阪教育大学附属池田中学校の学校説明会に行ってきました。
はじめに
さて、大筋はの内容去年書いたこのエントリーと同じ。(以下のエントリーも追記しています。)
今回のエントリーはより具体的な内容や、今年から変わったを書いていこうかと思います。
1時間半以内に登校出来る事が重要
- 学区内に居住していること
- 1時間半以内に通学出来ること
この二つの要件を満たす児童のみが受検可能です。
学区内でも登校に1時間半以上かかる場合は受検資格がありません。
学区外に居住の方で池附まで1時間半以内の通学が可能でも、受検資格はありません。
【大阪府下】池田市、豊中市、箕面市、茨木市、摂津市、吹田市、高槻市、守口市、門真市、大阪市(西淀川、東淀川、淀川、此花、福島、中央、都島、旭、北、西、城東、鶴見、東成、大正、港の各区)能勢町、豊能町、島本町
【兵庫県下】川西市、伊丹市、尼崎市、宝塚市、西宮市、芦屋市、猪名川町
学校に通うために母子だけが学区内に引っ越して来て、両親のどちらかが単身赴任状態になるのは禁止ですが
元々学区内に居住していれば、片方の親が単身赴任でも事は問題になりません。
入学のための引っ越しで、家族がバラバラになる事が問題となります。
入学者選考について(受検テスト)
ここからは入学者選考、いわゆる受験について書いていきます。
なお、附属池田中学では受験を「受検」と表現しています。
インフルエンザでも受検可能
インフルエンザばかり罹った人の部屋で受検する事になります。
去年は受検自体が無理だと説明があったと思うので、今年はインフルエンザだからと受検自体が不可能になる事はなさそうです。
2017年の合格者平均点
一次合格者の平均点が126点/160点満点(80点満点の算数・国語のテスト)
二次合格者の平均点が61点/80点満点(50点満点の理科or社会の選択テストと30点満点の実技 体育・図工・音楽・家庭の内1教科選択)
選択科目は理由の如何により、後で変更できないので注意してください。
例えば、受検直前に骨折や負傷などがあっても、申し込み時に体育を選んでいれば、体育での受検になると説明がありました。
ただその場合「体を無理やり動かせとは言いません」と説明があったので、もしかしたら動ける範囲で手伝い的なことをする事になるのかも知れません。
なお来場者質問では、合格最低点は公開していませんと答えられていました。
*体育の実技試験について 1月25日追記
5人ごとのグループに分かれ、
前転、開脚前転、後転、開脚後転、伸膝後転(しんしつこうてん)
を順にするという物でした。
審査をする先生が二人マットの後ろに並んで立っていたようです。
あとは反復横跳びで終わり。
今後、同じようにマットと反復横跳びの検査で終わるとは思えないので、例えば跳び箱なら、開脚跳び、閉脚跳び、台上前転、みたいな感じであるかもしれませんね。
今年、伸膝後転が出たのは中々難易度が高かったのではと考えます。
理解できず、普通に後転をして終わったお子さんも多かったそうです。
体育での受検を考えられている方は、体育で習う基礎的な運動と、その名称は覚えておいたほうが良いかもしれません。
なお、テスト中は相当寒くて、順番が回ってくるまでが結構辛かったそうです。
入学できる人数が16人減った
これが2018年度から最大の変更点です。
これまで、一学年40人の4クラスで構成されていたものが、2018年入学の生徒から36人4クラスで編成されるようになります。
その結果、一学年が160人編成→144人編成となります。
この変更に伴い、小学校から中学への連絡進学も同じ割合で減るのですが・・・
- 今年の連絡進学者は去年(2016年)決定済み。
- 一学年の編成が144人に決定したのは、今年(2017年)。
つまり、何が問題か。
今年は連絡進学者は例年通りの人数、160人前提で人数が決まっているのに、トータルでの入学者数が144人に絞られるので、一般受検での入学希望者はかなり狭き門をくぐり抜ける必要があります。
*2019年度からの受検は、連絡進学者も同様に10%ほど減る予定だそうです。
例年の受検状況から2018年の一般枠を予想する
これまでは160人募集。
連絡進学などのカッコ内は帰国子女など。
一般入試の数の後ろについているカッコ内の青と赤の数字は、男女の人数を表しています。
連絡進学など | 一般入試 | |
---|---|---|
H26 | 64(5) | 96 |
H27 | 74(4) | 86(43:43) |
H28 | 69(6) | 91(49:42) |
H29 | 71(6) | 89(53:36) |
H30 | 74(4) | 66(40:26) |
公開されている情報で、ここ5年の状況(追記しました)はこうなっています。
女子の枠が少ない年があるのは、その年に女子の連絡進学者が特に多く出たからです。
附属池田小からの連絡進学などで中学に入学する人数の平均は69.5人。
四捨五入して70人と考えると、
144人-70で、
2018年の一般枠は74人前後(実際は66人でした。)
になると推測出来ます。
例年よりも合格者が16%減ると言ったところでしょうか。
男女の合格者も、2017年度までの平均が48人、40人として、
16%減ならざっと40人、34人。
連絡進学者がどれだけいるかは分からないので正確な事は言えませんが、2018年度入学の受検者はかなり厳しい競争になるでしょう。
2018年からは連絡進学者も比率に応じ減少するので、2017年の受検者より再来年の方が枠が広がっています。
*2018年の結果 1月25日追記
合格発表がありました。
男子40人 女子26人
男子も女子も予想通り合格者数が減りましたが、女子は当初のここで予想したよりも相当厳しく絞られてしまいましたね。
トータル74人前後は入学できるのでは無いかと考えていましたが、まさか66人にまで絞られてしまうとは。
2018年は連絡進学が72名、国際枠が6人、そして外部からの受検生が66名となりました。
今回は相当厳しかったと思うので、合格された方と親御さんは本当におめでとうございます。
2019年度からは連絡進学者が7名ほどは減るはずなので、2018年度のように合格者が絞られるようなことは無いと思います。
最後に
2017年第4回の五ツ木の駸々堂の結果ですと、現在3教科で偏差値が66.8。
附属池田の目標偏差値が63でB判定、偏差値67からA判定なので、ある程度余裕がある状態で受検に臨めると思っておりました。
今回説明会で一般で入学出来る人数が減ると言う情報を耳にするまでは・・・。
大阪教育大学附属池田中学校は息子にとって第二志望ですが、第一志望がかなり無理筋(神戸大学附属中等教育学校:目標偏差値69でD判定)なので親の立場からするとここが第一志望でした。
2019年度入学者からは連絡進学者も減りますので、今年ほど門が狭められる事は無いと思います。
しかしそれでも入学可能な人数が減るのは間違い無いので、今後は合格に必要な偏差値も例年よりは多少上がってくるはずです。