こんにちは、えむしです。
別ブログの漫画で描いてもらった通り、foreverspin.comでコマを買いました。
単なるコマのレビューなので非常に趣味製の高いエントリーです。
はじめに
販売元のforeverspin.comでは、コマを「spinning top」と呼称されていますが、このエントリーでは単純に「コマ」と書いていきます。
映画「インセプション」とforeverspin.com
内容については、説明を省きます。
クリストファー・ノーラン監督作品が好きなら迷わず見ましょう。
foreverspin.comはkickstarterで出資者を募り、この映画に出てきたコマを再現し販売に漕ぎ着けたようです。
コマはこの予告編の1:14辺りに少しだけ登場します。
開封の儀
大きな箱などは無く、このような袋に入って届けられます。
内容物を袋から出したところ。
後述しますが、取り寄せには長い間かかったのでこの瞬間はかなりワクワクしました。
cyber mondayセールの時に購入したので、Mystery bluetop(青いコマ)が一つ付いてきます。
美しい・・・。
左上からマネークリップ、コマが二つ、下の段の中央がコマを回すベース、そしてキーホルダー。
マネークリップに挟んであったのはサイン入りのメッセージカードと、シール2枚、そして次回購入時(ただし商品到着から2週間のみ有効)に使える5ドル〜100ドルの割引カードと簡易カタログでした。
コマの箱にはシリアルナンバーが印字されてあり、写真には写っていませんがコマを磨く小さなクロスと、成分表が入っていました。
裏面にはステンレスのコマについて説明がありました。
こう言う演出は大好きです。
集めたくなりますね〜。
サイズ感は程よい
比較に500円玉と、ボールペン。
コマのサイズ感はいい感じだなって思ったけど、スピニングベースが少し小さい気がしました。
欲を言えばもう一回り大きければ良かった。
SpinningBase(スピニングベース)について
スピニングベースは買ったほうが良いと断言できます。
コマ自体はもちろんベースが無くても回せますが、磨き上げられたシリカガラス製の漆黒の表面は本当に艶やかで滑らか。
ベースを裏返すと、このように小さな穴が空いています。
指紋がべたべた付いていて多少汚れていますがご了承を・・・。
そこにコマをセットすれば・・・このようにインテリアとして飾っておく事も可能です。
早速回してみた
道路が近いのでロードノイズなどが聞こえます・・・。
ベースのおかげで安定して回転しています。
重い方が安定するからか、上のものの二倍くらい長く回っています。
凹面加工されているのでコマが静止して回って見えます。
こちらはステンレス製の28g。
2018年1月現在、販売されている中で最高の重さのコマは68gでタングステン製です。
親指と中指でコマを持って、指パッチンをする要領で一気に回してみましたが、あまり勢いよくやりすぎると、コマがあらぬ方向へ飛んで行ってしまいます。金属で重量感もあるのでご注意を。
繰り返し丁寧に回し、上達すれば力を入れてみても良いかも。
公式動画を見ると、コマを上下反対にして回す事もできるようですが、コマの底部を指で摘むのは難易度が高すぎて自分には無理でした。
こちらアルミ製のテーブルの上ですが、少しずつ移動して行ってフレームアウト。
スピニングベースが無いとこうなります。
また、摩擦の多い普通の机の上だとあまり長時間は回転しません。
こうして1時間ほどこの記事のために撮影したり、コーヒーを飲んでコマを眺めて過ごしましたが、これが結構飽きませんでした。
静止したように回るコマ、ベースの美しさ、コマの重量感や金属の質感に中毒性があります。
回すのがそう簡単でも無いと言うのも良いポイント。
不満がないわけでもない
ここからはいくつかある不満を
単純に高い
製品のクオリティは間違いなく高く、この商品が欲しいと思った人は必ず満足できる出来だと断言できます。
しかし値段がね・・・。
一番安いアルミのコマで34ドル。
1ドル116円だとして、3944円もします。
海外の配送が16ドルなので、最安値のコマと海外配送料を合わせると、総額50ドル。円に直すと5800円。
さすがに高額です。
速達も可能ですが、36ドル・・・!!
お得に買おうと思うと77ドルかかる
69ドル分購入すれば送料は無料になるのですが、これがなかなか絶妙なお値段。
オススメはのステンレス製のコマ38ドル+39ドルのコマを回すための台、Spinning Baseを買うこと。
二つでトータル77ドル。
アルミ製のコマは34ドルでステンレス製のものよりも安いのですが、9gと軽すぎるし耐久性も不安だなと思い、選外です。
しかし今回、ステンレス製のコマを買った時におまけで付いてきたBlue Mystery Top こと青いコマは、その軽さと傷つきやすさから、おそらくアルミ製。
やはり耐久性の面で一つ目にアルミ製を選ぶのはあまりお勧め出来ないかなと感じました。
コマを絶対傷つけたく無い!って人にはチタン製の超硬いコマ(47ドル)もあります。
配送が長い
簡単に流れを書くと
- 12/11に注文。
- 12/15 foreverspin.comがDHL(配送会社)を使って郵送。同日eコマース配送センターへ。
- 12/19 カナダからドイツへ
- 12/21 ドイツ着
- 12/27 日本に到着
- 12/28 税関を通過
- 12/29 地元の配送センターに到着
- 12/30 配送センターを出発ー我が家に到着
こうやって書くと一瞬のように見えますが、
三日もかけてトロントからミシサガかよ!(30kmくらいで電車で割とすぐのとこ)って突っ込んだりしてました。
関西の感覚でいうと、多分神戸から大阪に三日かけて移送してる感じ、多分。
普段amazonやヨドバシ.comなんかでその日や次の日に配達してもらっている身としては、これが思いの外長く感じられました。
特に、国際貨物が一度集められて、振り分けられてると思われるドイツで、数日荷物が止まっているのはかなりモヤモヤ。
日本に到着してからも時間が掛かったので荷物追跡で見ていた時に、お正月とかぶってしまわないかとヒヤヒヤしてました。
ベースのガラスは結構傷つきやすい
あとはコマを回す専用のベース、コマを回す部分はシリカガラスで出来ているのですが、普通に遊んでいても結構傷つく気がします。
とは言っても溝のような線は出来ませんが、ガラス面が黒でツヤツヤピカピカなので少しの傷も目立ちがち。
送料が無料になるお得な時期もある
時期によっては、おまけがつく事もありますし、送料が無料になる時もあります。
先ほども書きましたが、個人的なオススメは38ドルのステンレス製のコマを一つと、コマを回すためのベース(39ドル)を一つ買う事。飾っておけるし、何より送料無料が大きい。
ステンレス製のコマはヘアライン仕上げと、10日間磨き上げたツヤッツヤのピッカピッカのやつとの二種類。ピカピカの方はまず間違いなく細かな傷が入ると思うので、個人的にはヘアラインが入ってあるコマをお勧めしておきます。
3月
まずは3月17日。St.Patrick day(アイルランドにカトリックを広めた聖人の命日)に緑色のコマのおまけ。後述するサイバーマンデーと条件は同じだと思います。
7月
7月のカナダの建国記念日・アメリカの建国記念日には限定のベースが販売されていました。
Free worldwide shipping、送料無料ですが、150個限定のため即売り切れでした。
11月
11月のブラックフライデーのセールでは20%off、しかも普段は一つのおまけが二つ。
安く買うならこの時期が一番です!
12月
12月のサイバーマンデー(GreenMonday)は、おまけ二つに青いコマ。20%オフはありませんがコマが無料で一つ付いてくると考えると、ブラックフライデーのセールよりもお得感はあります。
自分はこの時に購入しました。
そして、ボクシングデーのセール(クリスマス)では赤いコマが限定でつきます。
サイバーマンデーの赤いコマバージョンだと思います。
番外編
また、カートに商品を入れて保存して購入プロセスを途中まで進めておいて放置しておけば『俺が少しお金払うからforeverspin.comからコマ買ってくれねえ?』みたいなメールが届く事もあります。
こんな感じで。
foreverspin.comはセールのある時や、新製品が出ると当然DMが送られて来るのですが、語りかけるような手紙っぽい文体にシンプルな商品の画像だけなので、DMだと分かっていてもついつい読んでしまいます。
おまけについて
普段の購入でも、キーホルダーかマネークリップは付属するようです。
素材はおそらくステンレス製。
サイバーマンデーのセールで(ボクシングデーやセントパトリックデーも?)は、さらに5ドルから100ドルのforeverspin.comで使えるクーポンコード(金額はランダム)も付いてきます。
最後に
foreverspin.comから購入したこのコマで、何かとてもエキサイティングな遊びができるわけでも無いし、コマを回しても大きな感動がやってくる事もありません。
でも、工業製品の技術や美しい素材感とフォルムは唯一無二。
映画「インセプション」が好きだった人にも嬉しいアイテムです。
決して万人に勧められる商品ではありませんが、この商品を見て興味が沸くタイプの人は購入してもきっと後悔しないと思います。
自分はまだ、マーブルな柄のダマスカス鉱のコマ(86ドル)に惹かれています。
次のブラックフライデーはどうしようかなあ・・・ではでは・・・。
以下、foreverspin.comで買ったコマを題材にした漫画記事へのリンクです。