こんにちは、えむしです。第1話はまさかの芦田愛菜プロ登場の第1話でしたね。
今回は山下監督に注目してしまった、第2話の紹介です。
前回のあらすじはこちら
今回は割と真面目なカンヌ解説回!第2話のあらすじ
物語は第1話目の直後からスタートします。
冒頭
山田孝之の質問によって、芦田愛菜さんの好物がきゅうりの浅漬けだと分かったところで山下監督が質問を・・・。
山下監督「な、なんで、芦田さん・・・芦田愛菜ちゃんなの?」
山田孝之「いや愛菜ちゃん。まぁそこは、うん、ちゃんと芦田さんって言ってもらいたいですけど。」
芦田愛菜「あ、でも全然、愛菜ちゃんで・・大丈夫」ニコニコ
山下監督「普通だって・・ふつう・・普通や、やんないよね、普通ホラ」
山田孝之「なんすか普通って」
山下監督「普通やんないよね 普通はホラ・・」
山田孝之「いやでもやっぱ俳優やってたらなんかそう言う役を求めてるところって皆んなやっぱあって」
山下監督「いや、ある?」
山田孝之「度肝抜かしてやろうってのはありますよ」
山下監督「ある?」(山田孝之の言葉を無視するように芦田愛菜さんに向けて)
芦田愛菜「いやでもこのお話を聞いた時から・・あのー、やらしていただきたいな、と。山田さんのこと尊敬しているので、あのー、いつか一緒の作品に携われたらな、と思っていたので・・すごくうれしかったです。」
山田孝之「ありがとうございます。」
静かな中にも確固たる強い意思を感じる芦田愛菜さんのお言葉。
この子、本当に12歳なんだろうか・・・。
この受け答えは凄い、演技だったとしたらもっと凄い。どう転んでも凄い。
芦田愛菜さんは凄い。
一応、まあ関係ないすけど ハイ
男の人が。こんなような(山田孝之エドケンパーの写真を出す) ハイ
(ヤバいサイコな人殺しの)目を芦田さんにしてもらって。 ハイ
役ですけどね ハィ ニコニコ
山田孝之「母親ぶっ殺してもらって・・びっくりさせたいですよ、お客さんを」
芦田愛菜「ハイ ハイ」
小学生に何言うてんの・・・
山田孝之の言葉を全て飲み込んで行く芦田愛菜さん、一体この二人はどうなるんだろう。
サイコパスで大男のケンパーを演じるのだから、主演の俳優さんはてっきり大人の男の人が来ると思っていた山下監督、山田が席を立った刹那に芦田さんにこんな言葉をかけます。
山下監督「本当に無理だと思ったら辞めていいからね。あのー、うん、あのーほんとに、あのーまあ・・・ちょっともうこの時点ですでに無茶苦茶なんだけどー、あのー・・・もっと、なんかこう無理言ってくるかもしれないからー、本当に自分が無理だと思ったら辞めてくれて・・・」
山下監督を少し不思議そうに見つめながら話を聞く芦田愛菜さん。
芦田愛菜「え、いやもう信頼してるんで・・全然、あのー山田さんと一緒にお仕事できるなら何でもいいみたいな・・・」
と全面的な信頼の言葉を述べる。
山田孝之のやる事を信頼していない山下監督との対比よ・・・
その後三人は互いに挨拶を済ませ次の場所へ移動します。
カンヌ映画祭をよく知る、矢田部吉彦さんに会う為に日本映画大学へ。
丁度大学で講義をしていると言う。
山下監督「日本映画大学をもともと作ったのは今村昌平さんて言う監督さん・・・知ってる?(芦田愛菜さんに対して)」
芦田愛菜「すいません・・・(苦笑い)」
山下監督「あ、その人カンヌ獲ってんだよね。『うなぎ』って言う映画と『楢山節考』って言う映画で獲っててー。あ、それは見た?山田くん」
山田孝之「『うなぎ』は昔確か・・観た気がする」
これは山田孝之は観ていないな・・・
山田孝之たちは講義を聞く
車を停めて、大学へ向かう三人。
芦田愛菜さんはランドセルを背負って大学へ向かう。
ランドセルを背負った芦田愛菜さんの画には、妙な白々しさを感じる(笑)
車に置いて行けば良いのに・・・。
映画の講義はすでに始まっていた、カンヌ映画祭のことがテーマらしい。
講義の内容を鉛筆で真面目にノートをとる芦田さんと、携帯でスクリーンを撮影する山下監督
監督は最近の大学生かよ
芦田さんは使っているペンが小学生っぽくて良かった。
こんな感じの全部入りのペンだか色鉛筆だかの太い注射みたいなやつ。
もっと可愛い見た目をしていて、気になってググって見たけど見つからなかった・・・。
カンヌへは応募は誰でも出来るようだ。ただ賞を獲得するにはコネクションも必要。
そして授業は過激な表現方法についての話に及ぶ。
その後、過激な性表現方法について説明をしようとするも、目の前に芦田愛菜さん(12)を意識してしまい、肝心な部分がなかなか話せない矢田部さん。
それを真剣に見つめる芦田さん・・・。
そこを、山下監督が芦田さんをうまく退席させる。
山田のノート
- 性描写ハードル高い
- SEXを描くのであればSEXを描け!
- 日本の性描写は不自然!
これが・・・芦田愛菜さん主演の映画に生かされる?
その他にもコネクションの重要さも語る。
鍵となるのはティエリー・フレモー、クリスチャン・ジューヌと言う人物。
前回あんなことを言っていたのに、山下監督はこれまでに2度カンヌへ応募していたらしい・・・。
山下監督「僕とかって言うのはカンヌでどう言う評価されてたりするんですか?」
山田孝之「それ別に今聞かなくて良い」
山下監督「率直に言って僕がカンヌに行けない理由ってなんなんですかね」
矢田部さん「いや、僕は監督のファンなのでぇ、ちょっとなんでかなって、いつも思ってしまうんですけれども・・・あぁぁーのぉ・・・僕が・・カンヌ・・にいたら・・絶対選ぶんですけどね」
気を遣わせる山下監督・・・
その頃芦田は待ちくたびれて屋外で立ちながら読書を始めていた・・・CM
山田孝之たちは講義の後、より深く話を聞く
事務所らしき場所に移動した三人。ここからは少し真面目なお話・・・。
山下監督「カン・・ヌを目指す、なんつったら良いんすかね・・・カンヌを行けるためのコツって言うか」
天願監督(『うなぎ』脚本の執筆者)「そう言うのがあったらねぇ」
一同失笑・・・。
天願監督の話をかいつまんで書くと
- カンヌはハリウッド(エンターテイメント)を憎悪している。作品を不親切に作れば良い。
- 説明したり、お客さんに向けてサービスしない。作家の中にある整理されてないものが原型のまま出てこないとダメだと。
- それが磨かれてて綺麗な形で出てくると、エンターテイメントになってしまう。
- 直接的なメッセージが必要
- 嘘でも良いから現実の酷さを誇張して描く。バランスを崩す。
天願監督が今の日本映画がコンペに行けなくなった理由を語る
日本人は皆が同じ経験をして大きな価値観を共有してるから、小さな価値観の違いが面白いと感じている。しかしこれは体力の無くなった年寄りの遊び。
「フィジカルが弱いと思うね 日本映画は」
国外の人は同じ価値観を共有していないので、微細なセンス合戦を国内でやっても、外に行けば一撃で倒される、と。
業界のルールの中で作られた作品は体力がなく、外に行けばすぐ倒される。
もっと酷い目にあって映画を作れ。
(ボクシングに例えて)海外の作品には対峙した時にパンチ力がある。日本人はポイントを取って逃げたいと思う。しかし、誰もそんなものは観たくない。
その後、大学の佐藤学長に会い、パルムドールを二回とった今村監督評を聞く。どうやら控えめな人物だったようだ。
山田孝之たちは学長の勧めで川崎アートセンターへ向かった
山田孝之たちは川崎アートセンターへ。(芦田愛菜さんはまたランドセルを背負っている・・・なぜ・・・。)
そこには故:今村昌平監督がとった、カンヌのパルムドールの盾が飾られている。
山下監督は山田孝之と芦田愛菜をダシにして、パルムドールの盾を外に出して一緒に写真を撮れないかと交渉し、特別にパルムドールの盾を持たせてもらえる事になった・・・。
山下監督「すごぃー・・・みんなで撮ろうよ。お願いできますか?写真」
受付嬢「はい」
芦田愛菜「重いですか?やっぱり」
山下監督「やっぱ重い」
芦田愛菜「あー、やっぱりそうなんですねぇ」
写真を撮る段になって
山田孝之「あー、いーっすいーっす。やっぱ俺撮ります」
山下監督「えー、一緒に撮ろうよ」
山田孝之「いーっすいーっすいーっす」
山田孝之「俺のじゃないのでいらないです、それは」
写真撮影の後
山田孝之「よく持てますねそんな」
山下監督「えー、なんでなんで・・・」
山田孝之「人のっすよ、しかも」
(プライドねーの?って言ってるように見えたw)
山下監督「いやいやだって・・・そりゃ・・・一度は持ちたいよ」
山田孝之「ちょっとその重さもー・・知らなくて良いです俺は。早く早く返したほうが良いですよ、怖いっすよ」
山下監督「こ、これをとる・・獲る。頑張ろう。三人で。」
最後は「合同会社カンヌ」の事務所でうな丼を食べる三人。
タレの付いたご飯だけが好きと言う芦田さん
山下監督「綺麗にご飯だけ食べたよね」
残った鰻をもらう監督・・・
真面目な部分も多かったからか、割と静かに話は終わりました。
しかし・・・
この絵で終わるのはズルい(笑)
©「山田孝之のカンヌ映画祭」製作委員会
漫☆画太郎先生の絵の存在感よ・・・そして身を乗り出して芦田愛菜さんの鰻をもらいに行く山下監督。
まとめ
今回は最後のシーンまでしつこい位に出てくる山下監督の俗物感が面白かった!
次回 第3話 山田孝之 パイロットフィルムを作る
予告の中、演技で絶叫する森の中の芦田愛菜さん・・・どうなるんだろう
ところでエンディングのロールをよくみると「協力」の中に合同会社カンヌの名前が
本当に立ちあげちゃってたのか・・・
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