ドカドカという床と壁のから響く音で朝7時前に目が覚めた。某レオ◯レス並みの壁が薄さ。(*レオパレスで一人暮らししてたんですよ、今は知りませんが90年代のレオパレスは壁は薄かったですねえ)
何分かおきに誰かが階段を駆け降りる音がする。もう少し静かに移動して欲しい。とは言っても朝早くから行動するつもりだったので7時に起きられた事自体は有り難かった。昨日は22時に眠りについたので、睡眠時間も申し分ない。


昨日買ったtimeoutには予想通り旅行代理店の広告が載っていた、それも3ページに渡って結構な量。
それによると、ポルトガルまでのチケットで一番安いものは、なんと£80!昨日ジャパンセンターで聞いた値段の3分の1以下。電話番号も勿論記載されている。



Victoria駅の前にあるネットカフェ(*easyInternetcafé2016年現在、閉店済みの模様)でメールのチェック、電話でエージェントに飛行機のチケットの予約をした後、伸びっ放しになっていた髪をCamiyui(*leicester squareの傍にある日本人が経営する美容院)で切り、その後は軽く街をぶらぶらして夕方までにやることを全て終えた。

順調だった。特にチケットはかなり安く上げられ大満足。ポルトガルまでたった£80(約¥14.400)。必要ないけど往復便を買っても£120(約¥21,600)で済んでいた。
ただ、不安が一つ。飛行機の到着地がどこだか分からない。勿論オペレーターの人はそれを僕に伝えてくれたのだけれど、何度か訊ねなおしてもうまく聞き取れなかった。Faoo空港だと聞いたのだけれど、多分Faro(海に面しているポルトガル南部の町)の事だろうと理解して納得した。でもLisoboa(リスボンをポルトガルではこう呼ぶ)まで1時間程だとも言っていたので、到着予定地はFaroではないような気もする。地図をどう見てもFaroからLisboaまでの距離は300km弱。1時間では到底着きそうにない。(*2016年現在の今調べてみれば、飛行機だと1時間ほどなので、そう言う事を伝えられていたのかもしれません。)色々とはっきりしない状況を作ったリスニング能力に少し凹んだ。ちゃんとメモを取りながら電話をすればよかった。
とりあえず出発は明後日、1月6日の16時、Gatowickのnorth terminalから、それは間違いない、確実。2時間前には到着しておかなければならないらしい。当然遅れないようにしないといけない。
その後街を適当にぶらついてホテルに戻って来たら、受付の中年のおじさん(インド人の方)がなんとチキンカレーをご馳走してくれると言う。



とても有り難かった。次にまたロンドンに来たらここに泊まろう!(*どこに泊まったか不明です…)
冷蔵庫から赤いタッパを取り出し、インディカ米の上に、どろっとしたカレーをかけてくれた。
宿泊客はそれなりに居た筈なのに、なんで僕を話し相手に選んだんだろう?と思いつつ、話を聞く。おじさんはロンドンにきて20年になるのだそうだ。最近特に故郷のインドが懐かしいらしく、レンジでカレーを温めている間中、おじさんが向こうに居た子供の頃の話をいろいろと聞かせてくれた。僕は日本をそんなに長く離れた事はないから、望郷の念の深さは想像しかできないけれど、インドが楽しい国だろうと言うのはよく伝わって来た。できれば次の旅で行ってみたい。
小一時間ほどの食事とおしゃべりの後、部屋に戻って明日は何をしようかと考える。ロンドンで丸一日過ごせる最後の日だし、思い切ってリーズ城(ロンドンじゃないけど)にでも行ってみようかな。でも、お金もあまり使いたくない…。
明日のことは明日決める。
寝る。
これ以後1999年に撮影した写真など




